施工方法(ロールの場合)
【下地が土の場合】
①雑草などが生えている場合は、掘り起こして草の根や石などを取り除きます。砂や真砂土など入れ、転圧機やローラーで固めて地面を平らにしていきます。
②平らにした地面に、防草シートを敷いていきます。防草シート同士は5cm程度重ね合わせて、シートがずれないよう重なった部分にU字ピンで仮止めしていきます。現場の寸法より少し大きめにカットし、最後に調整するようにします。調整が終わったら、ガムテープ等で貼り合わせます。
③防草シートを敷き終えたら、人工芝を敷いていきます。芝目に注意しながら仮敷きをします。出来る限り、つなぎ目をわかりにくくする為に、芝と芝の間隔をあけすぎず、詰め過ぎず調整することがポイントです。繋ぎ目にジョイントテープを貼り、ジョイント部分を接着して繋ぎ合わせます。繋ぎ合わせる際にジョイント部分のパイルを巻き込むと繋ぎ目が分かりやすくなるので注意してください。
④人工芝を固定します。人工芝の外周にU字ピンを等間隔で打ち込み、固定していきます。U字ピンで潰されているパイルを起こす作業で見え方が良くなります。
【下地がコンクリートの場合】
①コンクリートの上に、ゴミなどが無い事を確認し、全面に人工芝を広げ仮敷きをします。芝目や数量など足りているか、割付の確認を行います。
②コンクリート側にウレタン樹脂系接着剤を塗布し貼り付けていきます。ジョイント部分は、ジョイントテープに接着剤を塗布し貼り付けます。ジョイント部分のパイルが裏面にまわらないよう注意しジョイントさせます。
※スミテックセメントS300を推奨します。
③施工が終了したら、最後に全面にローラーをかけシワなどを伸ばします。夏場と、冬場では気温が違い、接着剤の乾き具合も異なる為、事前に取り扱い説明書を十分に確認するようにしてください。
施工上の注意事項
■ロールの場合、納品時の巻き癖やシワを伸ばすために、事前に梱包を開封して仮敷きしてください。
■人工芝には芝目がありますので、方向を揃えて施工して下さい。
■人工芝をカットする際は、裏面からカットするようにして下さい。表面からカットすると、pileもカットしてしまい、見え方が違ってくる可能性があります。
※ジョイントテープやU字ピン等は弊社では取り扱いございません。
※施工の詳細に関しましては専門業者にご相談下さい。
使用上の注意事項
■基本的にはあまりお手入れは必要ではありませんが、ゴミや落ち葉などがある場合はホウキで掃き掃除を行ってください。掃除機で吸って頂いても問題ありません。
■パイルがねてきた場合は、柔らかいブラシで芝目とは逆目にブラッシングしてください。人工芝が痛まないよう簡単にブラッシングしてください。
■汚れがある場合は、水で洗い流してください。自然乾燥で問題ありません。しつこい汚れなどは、中性洗剤を薄めタオルなどで拭いてください。
■熱・紫外線・湿度・水分等の外的要因の影響により、製品の劣化を早める可能性があります。
■加熱等で変形する恐れがあります。又、火気の使用は火災の原因となりますのでお控え下さい。
■人工芝のパイル部分につきましても、温度による影響がありますので、極度に熱い物と触れると、変形したり、収縮したりする事があります。
■高温下では製品表面が熱くなり火傷の恐れがあります。又、直接歩行した際にストッキング等が破れる恐れがありますので履物を着用してください。
■寒冷地で雪が積もってしまっても製品には問題ありません。
■ペットを飼われている場合、嚙みちぎったり口に入れないようご注意下さい。
■スポーツ用途には適しておりませんので、過度なご使用は控えてください。
■人工芝(ロール)には透水用の穴をあけていますので、その穴から雑草が生えてくる可能性があります。下地が土の場合は、防草シートをご用意される事をお薦めします。
■製造過程の都合上、形、サイズ等に多少の誤差があります。